団体紹介
1.はじめに
KIDS(Knowing Is Doing Something)は、1992年2月に発足した非営利団体です。1991年9月に初めて日本の知的障害児施設を訪問したReed Majors氏は、「障害を持った日本の子どもたちは、あまりにも社会に対して閉ざされている」ことを感じました。福祉先進国から訪日していた外国人として、日本の社会福祉の立ち遅れは明確でした。KIDSは、「障害のある子どもたちを、何とかして社会に連れ出したい」というReed Majors氏の考えに賛同した日米欧の有志によって設立されました。KIDSは、ディズニーランドにおける子どもたちとボランティアとの交流プロジェクトを中心として、施設訪問ボランティアや海外における子どもたちへの生活 ・教育支援プロジェクト等、さまざまな活動を続けております。
2.KIDSの理念
KIDSの理念は、「Knowing Is Doing Something」、すなわち「やって見れば、わかる」ということです。私たちの身の回りには、さまざまな社会的ノイズが存在します。KIDSは、各自が行動すること(Doing)によって、社会的ノイズに潜在する問題点を顕在化させ(Knowing)、さらに行動すること(Doing)によって、それらの解決策を見出すこと(Knowing)ができると考えます。KIDSは、各自の行動がより良い社会を築くと考えます。また、子どもたち自身も、新しい発見や体験を通してこそ自己の発展が促進されると考えます。
3.KIDSの活動方針
障害のある子どもたちを社会に連れ出すためには、「子どもたち自身への働きかけ」、「子どもたちを支えるボランティアへの働きかけ」、そして「子どもたちを受け入れる社会への働きかけ」が必要だと考えます。従って、KIDSは、下記の3つの活動方針(活動目標)を掲げます。