活動上の諸注意
2007年3月21日改定
はじめに
Knowing Is Doing Something 「やってみればわかる」と言うKIDS の精神にご賛同いただきありがとうございます。皆さんのこれからの積極的な活動に期待しております。しかし,この機会に楽しいボランティア活動も、事故や子ども※1プライバシーの問題等のリスクと常に背中合わせであると言うことを知って頂きたいと思います。活動を安全かつより良い内容にして行くためには、参加者全員が正しい知識を持ち、普段からの努力が不可欠だからです。
活動にあたって最低限知っておいていただきたいことを、以下にご紹介します。これらは言わば常識とすることが出来るかと思いますが、皆さんもこの内容を十分ご理解の上、今一度周知徹底をお願いします。
※1 未成年者を指します。
「安全第一」
誰もが一度は耳にしたことがあるスローガンだと思いますが、これはKIDS に限らず、ボランティア活動において非常に重要なポリシーとなっています。活動中の安全確保には参加者全員の理解と協力が必要です。皆さんも、常に「安全第一」を念頭において行動してください。
例え善意によるボランティア活動であっても、子どもや他の参加者にケガをさせてしまうと、主催者のKIDSはもちろんですが※2、参加されている皆さんもその責任を問われることがあります。特に不注意や事前の準備不足から事故を起こした場合、法的な責任を課せられることがあります。事故防止のため、充分な準備を心がけましょう。
※2 KIDSの責任範囲については、「KIDS責任規定」に定められています。
子どもたちのプライバシーを守る
児童養護施設、母子生活支援施設にいる子どもたちは、さまざまな理由から、その施設に在園している事実を隠しているケースが多々あります。子ども達の情報が公にならないようにご注意願います。
例えば以下の行動は取らないで下さい。
・施設の責任者あるいは保護者の事前の許可を得ずに子どもと外出したり写真の撮影をすること。
・個人を特定できるような情報(氏名、出身地、施設名など)を口外したり第三者に公開すること。
・子どもを不用意に人目に触れるような行動(むやみに人混みに連れ出す)をすること。
子どもたちと接する際に
法に触れる行為(未成年の飲酒・喫煙を見逃すなど)を行わないことは言うまでもありませんが、次のような
行為も行わないよう、厳にご注意ください。
・ 理由の如何を問わず、子どもに手を上げること。(子どもによっては親からの虐待経験がトラウマになって
いる場合があります)
・ 子どもの前に酒、タバコを放置するなど、その行動を誘発するようなこと。
・ 「わいせつ」な目的を持って子どもに接すること。(疑わしい行為を発見、又は事後でも行為が発覚した場
合には、断固たる対応を取らせて頂きます)
・ 施設の責任者あるいは保護者の事前の許可を得ずに、飲食をご馳走したり物品を買い与えたりすること(子
どもたちの金銭感覚を狂わす可能性があることに配慮してください)
・ KIDS の活動にて知り合った子どもと KIDS の活動以外で接触、交流すること。(特に交流する必要がある
場合は、KIDS 代表理事への事前連絡を通じて判断を仰ぎ、当事者からの承諾を得てください)
皆で楽しく活動するために
下記行動は、子どもに限らず、ボランティア間であってもお断りします。
・ 有害、脅迫、いやがらせ、中傷、わいせつ、名誉毀損、人種的・民族的に不快な内容の発言。
・ 個々の商品及びサービスの販売活動、ねずみ講、マルチ商法またはその他の形式の勧誘行為。
・ 営利的目的を有する団体、宗教団体への入会勧誘行為。
・ 電話番号、電子メールアドレス、住所等の個人情報を本人の承諾を得ずに第三者に公開すること。
・ 上記以外であっても、法に触れる行為、社会人として常識に反すると判断される行為。