東京都荒川区 母子生活支援施設 定期訪問 (2000年4月分)

 4月の定期訪問に参加して頂いたボランティアの方の感想を掲載します。

 2・3日前の予報では雨が降ることになっていましたが、KIDSと子ども達のパワー
で見事快晴に恵まれ、「尾久の原公園」にいくことができました。
 ここは都内で数少ない自然に囲まれていて、トンボの宝庫として知られてます。僕
は近くに住んでいながら一度も来たことがなく、どんな所なのかと思っていたらとて
も広いので驚きました。

 今回はボランティアの人が少なく子どもと同じくらいで、僕は施設の子どもではなく、
母子家庭のお母さんと子どもで参加された3歳のT君の担当となりました。3歳だとた
っぷりと甘えたがる年頃なので、あれこれ言ってくることが予想できましたが、予想
を超えいました。
 玄関から出て早々ある子どもと些細な事からけんかして、泣きだしてしまいました。
もちろんお互い悪いのですが、叱り方が難しく、子どもを育てていくのは容易なことで
はないなと実感しました。
 幸いすぐに泣きやみホッとしたのもつかの間、早くも「ダッコしないと歩けないー」
と言い出しましたが、これからの事を考えて何でも言いなりになるのは良くないと思
い、できる限り断り「歩いた方がいいよ」といって伝えました。でも子どもに甘えられ
ると断りづらいですね。

 公園に着くなり走り出し、しまいには靴を脱ぎ裸足で駆け巡るようになり追いつく
のが大変なほどで、このままではこっちがバテてしまいそうな程でした。
 あっという間にお昼時間になり、一枚のシートの上にみんなで食事をしました。ワ
イワイ話しながらピクニック気分で食べるのは気持ちいいですね。

 午後からは「ドロゲイ」という遊びをしました。どんなルールなのかと思ったら昔
遊んでいたのと同じで、簡単でしたが子ども達は枠にはまるのが好きじゃないようで、
すぐやめて自由に遊びだしました。
 公園の中には池があり、T君はおたまじゃくしに興味をもち自分で取ろうとしたが、
網がなく池の周りはドロだらけで捕まえることは出来なかったが、近くの子どもが僕に
分けてくれたので、他の子どもにもあげたら「持ってかえるー」と言いだしてしまい
困ってしまいました。本当は池に戻すのが一番でしょうが、言い出したらきかず結局
施設に持って帰りました。我慢することも覚えてもらって、少しずつでも直してくれ
たらいいなと感じました。

 子どもと一緒にいて気が付いたことは、「まわりの影響を受けやすいなー」というこ
とです。食事のときT君がご飯に醤油をかけたら、他の子どもたちもまねしたり、ソー
スをT君が自分であけようとしたら、他の子もがんばってやってみり・・・・とか。

 T君は施設に戻ったあと帰りましたが、ずっと一緒にいていろいろ勉強になりまし
た。疲れもしましたが時間が早く感じ、楽しい時間を過ごすことができとても感謝し
ています。また、T君があたかも父親のようになついてくれてうれしかったです。自
分にも早く子どもが欲しいなーって思ってしまいました。

 遊んだあとは恒例の銭湯へ行くのですが、もうT君がいないので他の子で最初S君
でしたが、前回気まずい思いだったのをお互い気にして他の子の担当に変えてもらい
ました。本当は僕のほうから殻を破らないといけないのですが、今日はT君のことで
精一杯でした。でも「何とかしなくちゃ」と思い銭湯の時間も長かったので、できる
限り多く話しかけてみました。その結果、何とか良くなったので気が楽になり、悩み
事が1つなくなった感じです。

 夕方になり、懇親会に参加しました。この懇親会(飲み会?)ってとてもいいいこ
とだなと思います。何故ならば、知らない人達の中に入るのってけっこう勇気が必要
なんですよね。いとも簡単に中にはいれる人もいますが、何かきっかけでより楽しむ
ことができるのでは・・・・。僕はこの場でいろんな話しをしてワイワイ楽しんで、
また参加しようーって思いました。

 僕自身、今まで3回ほど参加していますが、これからも参加して、少しでも長く
楽しい時間を過ごしていきたいと思います。