東京都荒川区 母子生活支援施設 定期訪問 (99年9月分)

12月の定期訪問に参加して頂いたボランティアの方々の感想を掲載します。

「銭湯のススメ」

 12月の訪問はリーダーAさんが企画した「突然焼き芋大会!」から始まりました。 事前に何も知らされていなかったものの、行動力抜群のKIDSボランティアスタッフの チャレンジ精神にのせられ、炭火のセッティングやら、サツマイモを銀紙&新聞紙で 巻く作業やら、落ち葉拾いやら、子どもたちと一緒に童心に帰って焼き芋づくりに興じ たのでした。

 ところが、お手伝いは最初の30分だけ。ここが大人と子どもの差でして(笑)、焼き芋 つくりに必死のKIDSスタッフをよそ目に、子どもたちは作業に飽きると公園の中でそれ ぞれの遊びに熱中してしまうのでした。わたしもその中に混ぜてもらおうと、面識は あったもののまだ個人的に仲良くはなっていなかった、小学校中学年のS君に思い 切って話しかけてみました。ゲーム機に夢中でそっぽを向いてるS君の邪魔をして 「こっちでボール遊びしようよ。」と誘うと最初は「やだね。ババア4号!」と毒づ いていたものの、だんだん慣れてくるとボールを蹴ったり、投げたり、走ったりと、 健康的な笑顔を覗かせるのでした。さんざん走り回って疲れた頃、おいしく焼き上 がったさつまいもをほおばってお片づけに解散。この後、(可能な方は)毎回近所 の銭湯にいくのがここでのボランティアの特徴です。

 一番はじめに荒川での施設訪問で銭湯に行くと聞かされたとき、正直言って少し迷い ました。銭湯自体に慣れていない上、施設とわたしの自宅がやや遠いこと、帰りが面 倒なのではという不安があったのです。ところが、一度行ってみますとこれがやみつ きになるから不思議!一日思う存分子どもたちと遊んだ後で入るお風呂は最高に気持ち がいいのです。それに、だんだん子どもたちとうちとけてくると、遊んでいる最中に 「ねえ、今日銭湯行くんでしょう?」って子どもの方から探りを入れてくるんです。こ れがなんともかわいらしくて。。例のS君も「今日銭湯は?」と聞いてきてくれて、 ますますこの子と仲良くしていきたいな、という気持ちになりました。(もちろん、 彼は男湯ですが)。また、以前は上手に体を洗えなかった子どもたちがだんだんと髪を 洗うことも上手くなっていくのを見ると、子どもはほんとうに日々成長しているんだな と実感したりします。

 昔から「裸のつきあい」とはいいますが、銭湯が施設の子どもたちとの仲をますます親 密にしてくれているような気がします。 これを読んで下さる方の中で、「銭湯デビューをしたい!」という人がいましたら、 ぜひぜひ一度荒川施設訪問で子どもたちとの銭湯体験をしてみて下さい。おすすめいた します。